介護福祉士は国家資格なので信頼性が高く、超高齢社会の今、全国で需要が拡大しています。そのため、引っ越しや結婚など、ライフスタイルの変化に合わせて職場を探しやすいメリットがあります。

昔は「介護はきつい、給料が安い」などと言われていましたが、現代では人材確保のために労働環境や待遇の改善が進められています。現在の職場や仕事内容に不満がある場合、より好待遇の職場に転職する人も少なくありません。

介護職について、「離職率が高くて定着率が低い」というイメージを持つ人は多いです。しかし、実は他業種と比較した場合、特別離職率が高いわけでも無いのです。

離職率についてのデータを細かく分析してみると、正規職員と比較して非正規職員の離職率が高く、勤務年数が長い程、離職率は低いという傾向が見られました。また、50人以上の規模の事業所、事業開始からある程度の年数が経過している事業所の場合は、離職率が低いというデータもあるのです。

介護福祉士の有資格者の場合は、業務に対応できる一定のスキルと知識を持っています。そこから更に実務経験を積むことで、さらに対応力・応用力が身につき、仕事を続けやすくなると言えます。

転職先を探す場合は、収入や待遇面のみに着目するのではなく、事業所の規模や開業年数なども確認し、その事業所の働きやすさを見極めることが大切でしょう。
半数以上の事業所では、離職率が10パーセント以下というデータもあるため、条件の良い職場を探すことは十分可能です。国家資格である介護福祉士専門の転職サービスもあるので、活用すれば転職する時に役立つことでしょう。